用語
ここでは、この取扱説明書に出てくる用語のいくつかを解説します。
ネット式計量機
定量槽(計量槽)にて計量を行い、それを落として袋に充填する方式。
袋装着と計量が同時進行となるため、時間のロスが少ない方式です。
能力・精度とも要求される場合使用されます。
グロス式計量機
袋に直接投入しながら計量する方式。
袋装着後、計量を始めるためネット式より能力が落ちます。
付着性が有る製品や、能力があまり必要でない場合使用されます。
また、計量槽を必要としないため、機械の高さがある程度抑えられます。
ショック切れ
投入のショックで、重量が一時的に定量設定値(正確には定量値から落差を引いた値)を越えてしまう現象。
この現象が大投入時に発生すると、中投入弁と小投入弁も同時に閉まります。
重量値が落ち着くと不足状態となり、補正動作を開始します。
詳細は「投入終了ラッチ機能の選択」の項を参照して下さい。
補正動作(インチング)
ショック切れが起こったり、設定がうまく調整されていない場合、
投入完了となっても下限重量(定量−不足設定値重量)に達しないことがあります。
このまま排出するとクレームとなるため、製品を補充する必要があります。
しかし、ここで通常の投入を行うと、こんどは過量になるおそれがあります。
そこで、小投入動作をほんの短い時間で数回行い、少しずつ投入します。
これを補正、またはインチングと呼んでいます。