正確な計量を行うための設定
ここでは、正確な計量を行うための「落差」を主に設定します。
そのため能力はあまり気にしないで、中投入・小投入の時間は長めの設定になる様にします。
また、設定がある程度決まるまで、1袋づつ排出するよう操作して下さい。
設定1:定量前の値を大きくして下さい。
例えば020だったら050とする。これは小投入の時間を長くとるための作業です。
1回だけ計量するために、始動を「入」にして計量開始後 「切」にする。
大・中・小ランプの消灯間隔の変化を、気をつけて見て下さい。
■ 小投入状態が3〜5秒以下の場合、「設定1:」の操作を繰り返して下さい。
■ 小投入状態が3〜5秒以上になったら「設定2:」の操作に移って下さい。
■ 中・小投入状態が3〜5秒以上の場合、
最終重量(計量値)を確認し、OKであれば「設定4:」の操作に移って下さい。
計量値が定量設定値と合っていない場合は「設定2:」の操作に移って下さい。
設定2:落差設定値の変更
計量値が定量設定値より大きい時は、落差を差重量分、大きくします。
計量値が定量設定値より小さい時は、落差を差重量分、小さくします。
例 設定値 計量値 落差 変更
20.15 20.20 30 → 35
20.15 20.10 30 → 25
これで、ほぼ正確な落差が決まります。
ここでは3〜4袋連続計量を行い、計量状態・計量重量の確認をして下さい。
計量重量には、多少のバラツキがでると思います。その平均を計量重量として下さい。
■ 計量重量が定量設定値と異なる場合、もう一度「設定2:」の操作を行って下さい。
■ 中投入は3秒以下だが、小投入状態が3秒以上で計量重量はOKの場合「設定3:」に移って下さい。
■ 中投入・小投入状態が3〜5秒以上で、計量重量も良好な場合、「設定4:」に移って下さい。
設定3:大投入設定値を大きくして下さい。
例えば20s計量で 、大投入が100だったら180とします。
場合によっては、大投入の値が定量値より大きくなり、大投入動作を行わない事があります。
原料の流れが良い物は、この様な設定をする事もあります。
1回だけ計量し、大・中・小ランプの消灯間隔の変化を、気をつけて見て下さい。
■ 中投入状態が3秒以下であれば、「設定3:」の操作を繰り返す。
■ 中投入状態が3〜5秒以上になったら「設定4:」の操作に移ってください。
設定4:連続計量を行い、各投入時間・計量重量等をチェックして下さい。
■ 各投入時間が3秒以上で計量重量もOKだが、能力が足りない場合「設定5:」に移って下さい。
■ 能力・計量値共OKの場合設定は完了です。ご苦労様でした。