第6章 投入量設定
 
自動計量機を操作する機会のある方は、この章に必ず目を通して下さい。
ここで使用する名称は次の通りとします。
  ■ 「定量前設定値」と「中投入設定値」は同意語です。
  ■ 「定量設定値」から「落差」を差し引いた値を「小投入設定値」と記述します。
設定器に不慣れな方は別章「ロードセル指示計」「F800のキー操作」及び「F800取扱説明書」
を参照して操作願います。
 
設定順序としては、まず正確な落差を見つけ、それから能力UPの為大投入、定量前と順次設定を行っていきます。
 
 計量状態目標
 
正常な計量状態は、次のようになります。
  ■ 中投入状態が3〜5秒程度で小投入状態になる
  ■ 小投入状態が3〜5秒程度で投入が終了する。
  ■ 計量重量値が定量設定値とほぼ同じ重量になる。
  ※ 能力を極限まで上げると中・小投入の時間はもっと短くなります。
 
 計量状態の確認
 
設定を行うには、現在どんな状態で計量しているか確認の必要があります。
制御盤最下段の、赤色の小さなランプに注目して下さい。
左から、大投入・中投入・小投入・排出の動作表示灯となっています。
 
  大・中・小 3ケのランプが点灯している時が大投入状態です。
    中・小 2ケのランプが点灯している時が中投入状態です。
      小 ランプのみが、点灯している時が小投入状態です。
  ■ 重量が定量設定から大投入設定を差し引いた重量に達すると大投入完了
  ■ 重量が定量設定から定量前設定を差し引いた重量に達すると中投入完了
  ■ 重量が定量設定から落差設定を差し引いた重量に達すると小投入完了
 
計量を開始すると、大・中・小 3つのランプが点灯し、大投入状態となります。
次に、大投入用ランプが消え、中投入状態となります。
このランプが順次(中、小の順)3秒程度の間隔(流れが良くない製品では5〜6秒程度の間隔)で消えていく場合は、良い計量状態です。大投入の時間は関係ありません。
 

 
計量状態が目標通りでなければ、設定を変更する必要があります。
状態をいくつかに分類して次に示しますので、それに従って設定を変更して下さい。
 
  ■ 状態1
    大・中が同時に消灯し、小投入は長くかかるが(3〜5秒以上)、計量重量が良好の場合。
    大投入量が中投入設定値を超えています。(ショック切れ)
    「設定3:」の大投入設定の項から設定操作を行って下さい。
 
  ■ 状態2
    大・中が同時に消灯し、小投入も3〜5秒以上あるが計量値が定量設定と合っていない場合。
    ショック切れ状態で落差も合っていません。
    「設定2:」の落差設定の項から、設定操作を行ってください。
 
  ■ 状態3
    大・中・小同時に消灯、または中・小同時に消灯している場合。
    ショック切れです。大投入、または中投入のみで計量しています。
    「設定1:」の定量前設定の項から、設定操作を行ってください。(計量結果が良い場合でも。)
 
  ■ 状態4
    計量状態目標通りの計量を行っている。
    この場合、もっと能力を上げたい場合は「設定5:」に移ってください。
 
  ■ 状態5
    小投入状態が3〜5秒以上あるのに計量重量が安定しない場合。
      計量機を点検し、異常が無ければこれが計量機の限界です。
      平均値を計量重量として、良・不良の判断をしてください。
      この様な場合、外因によって計量が安定しない場合があります。
      また、機械の調整によって計量を安定させる事ができる場合もあります。
      計量機の限界の判断がつかない場合、弊社まで連絡して下さい。