不足補正投入
計量完了部分の詳細
補正機能の選択
計量完了した場合、包装機が停止状態でなければ、排出動作に移行しますので、完了状態で待機すること自体が、ほとんどありません。
2連以上の計量機では、計量完了時にもう一方の排出動作の風圧の影響で、不足を検出し補正投入すると、逆に計量精度が悪くなる場合もあります。
この完了時の補正機能は機能選択端子台にて、使用する・しないの選択ができます。
現在の当社制御盤では、開放(使用しない=標準)としています。
不足補正投入動作
補正タイマーの調整(T11)
投入が終了し、完了安定タイマー時間経過後に、過量不足の判定を行います。
判定で不足が出た場合には、補正投入を行います。補正投入の時間を、タイマーで制御しています。
1回の補充投入で、10〜30g程度の入る時間に設定します。
MAX1秒のタイマーが設置されています。通常は0.2〜0.3秒くらいです。
補正間隔タイマーの調整(T12)
不足補充投入が2回以上行われる場合に、投入と投入の間隔の時間を、タイマーで制御しています。
MAX3秒のタイマーが設置されています。通常は1秒くらいです。
スクリューフィーダータイプ計量機の補正投入
計量結果が重量不足になった場合、自動で不足補正投入を行います。
スクリューフィーダー型の計量機の場合には、不足補正投入の制御の種類が、3種類(現在)あります。
下記表の1〜3です。制御方法の選択は、制作時に機械設計と協議の上決定しています。
| 小投入弁(カットゲート) | 小スクリューフィーダー(インバーター) | 備 考 | 1 | インチング | インチング (回転は小投入) | インバーター設定7は、未使用 | 2 | インチング | JOG運転 | | 3 | 開状態を保持 | JOG運転 | T11,T12タイマーは、未使用 |
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インチング:上記説明の補正タイマー(T11)と補正間隔タイマー(T12)による断続開閉動作