袋留め2点クランプ
この装置は人と直接接する部分です。調子が悪いと袋を装着するリズムが狂い、能力が上がらないばかりか、オペレーターのストレスの原因にもなりかねません。簡単な構造ですから整備も短時間ですみます。
調子が悪いと感じたら、すぐに整備をお願いします。
* 自動包装機が設置されている場合は、この装置はありません。
調整
袋のクランプの駆動にはエアーシリンダーが使われています。
エアーシリンダーは、なじみ等によりスピードが変化することがあります。
@ クランプ開スピード調整コントローラ
A クランプアーム駆動シリンダー
B クランプアームピン
C ナックルピン(ナックルジョイント)
D エアーシリンダークレビスピン
E 袋留ゴム(SL-4502)(SL-3008)
袋留めクランプの開くスピードを調整する場合は、@のスピードコントローラを調整します。
つまみをねじ込んでいくと、スピードは遅くなり、戻すと早くなります。
通常、閉じ側のスピード調整は不要なため装備されていません。
点検
Bのクランプアームピンの腐食等により、クランプアームが固まって、動きが悪くなります。
とりあえず空袋をクランプするために、見かけ上は正常であるかのように見えますが、
製品が袋内に充填され、袋の重量が増すと、袋が滑り落ちてしまいます。
正常な状態であれば、エアー圧を止めた状態で、クランプアームが手で動きます。
クランプアームが固くなった時は、ピンを抜いてサビを落とし、グリースアップのうえ組み立てて下さい。
その際、クランプゴムも交換すれば万全です。
エアーシリンダー関係については、別項「保守一般」を参照して作業を行って下さい。