投入終了ラッチ機能の選択
 
製品投入における動作と状態を下図のグラフを使い説明します。
1:大投入完了2:大投入ショック3:大投入投入量
4:中投入完了5:中投入ショック6:中投入投入量
7:小投入完了 8:最終投入量


 
最初、大・中・小の投入ゲートが開き
定量槽に製品が投入されます。
重量は増加し、
1の地点で大投入ゲートは閉じます。
しかし重量はそのまま増加し、
2の地点まで上昇しますが、
ある時間の経過後3地点にもどります。
同様の過程を経て8の地点に到り、
計量を完了します。
ここで、2地点が7の地点よりも上昇してしまった場合、投入ゲートは全部閉じてしまいます。
しかし、ショックが治まった時点で重量は減り、結局重量不足となってしまいます。
この状態を当社で「ショック切れ」と言います。
 
 
 
 
ショック切れで、計量完了すると、不足重量2kgくらいを補正投入する場合があります。
補正投入は1回で20gを約1秒で補正すると仮定すると、2kg補正するのに100秒かかる事になります。
1サイクル約10秒からすると、長時間自動排出できない事になります。
そこで、ショック切れが発生した場合、ショックが治まった重量値に対応する投入に戻すようにしています。
従って、ショックにより、重量表示値が定量値を越えても安定タイマー時間内に、重量値が戻ればその投入から再開されます。
この動作が計量に悪影響を与える場合、投入終了ラッチ機能を選択して下さい。(機能選択=短絡)
標準では(機能選択=開放)としています。
 
    完了安定タイマーを短く(例えば0秒)すると・・ショック切れは?
    大(中)投入ショック状態時は、MD信号がONしていません。
    計量完了になりませんので、ショックが治まると、大(中)投入に戻り、完了安定タイマーも
    リセットされます。