カットゲート(遮断弁)
 
カットゲートの駆動にはエアーシリンダーが使われています。
エアーシリンダーは、なじみ等によりスピードが変化するため、調整が必要となる場合があります。
初期状態に戻すには、正常な状態を知っておく必要があります。日頃から心がけて観察しておいて下さい。
また、能力アップ、計量精度アップを行うためにも調整が必要な場合があります。
エアーシリンダーに関しての詳細は、別項「保守一般」の「エアーシリンダー」を参照して下さい。
 
 調整
 
図は2枚弁構造の物を用いています
@ 引き側スピード調整コントローラ
A 押し側スピード調整コントローラ
B シリンダー側ロックナット
C ナックル側ロックナット
D 大投入弁
E 小投入弁
 
調整はまず、大投入弁のスピードから行って下さい。
製品の比重が重くて、一気に開けると重量オーバーする場合は、ゆっくり開けるように調整します。
閉まり側の調整は、機械にむりがこない程度のスピードにして下さい。(遅すぎると重量オーバーします)
小投入側のスピードは、開き側は大投入弁より少し速く、閉まり側は少し遅いくらいに調整して下さい。
3枚弁の場合、開くスピードは小中大の順、閉まるスピードは大中小の順となるように調整します。
空での調整・運転が終わったら必ず製品を流して、動きを確認して下さい。空運転と実流運転では、多少動きが違う場合があります。
弁のスピード調整を行った場合、投入設定の変更が必要です。投入設定については別章「制御盤」の「ロードセル指示計」、及び「ロードセル指示計の設定方法」の項を参照して下さい。
 
 調整時の注意
 
調整は上部ホッパーが空の状態で行って下さい。
弁の開閉は電磁弁の手動釦で行います。
中投入弁の調整の際は、小投入弁は開いた状態でロックさせて下さい。
大投入弁の調整では、小投入弁及び中投入弁を開いた状態でロックして作業して下さい。
小投入弁を閉じたまま、中投入弁や大投入弁を開けると、弁どうしがかみこみます。
閉状態の調整では、弁を閉めすぎないよう注意して下さい。閉めすぎると、これもかみこむ原因になります。
 
 点検
 
点検の際には、弁のガタおよび亀裂のチェックを重点的に行って下さい。
弁の開閉スピードが速すぎる場合。また、ブッシュの磨耗によりガタが発生した状態で、長期に運転を行った場合、弁の溶接部や軸取付ボスの溶接部に亀裂が発生する事があります。

 
 カットゲート部品図
 
ここに描かれている部品は標準機パーツリストです。
別添に「パーツリスト」がある場合、そちらを参照願います。
 
 1.大投入弁
 2.ブッシュ(MS-2009-A)
 3.ナックルジョイント
 4.ピン
 5.割ピン
 6.ワッシャー
 7.防塵板押さえ
 8.防塵板(16φ・14φ)
 9.連結棒
10.シリンダーブラケット
11.大投入シリンダー
12.スピードコントローラー
13.中投入弁
14.ブッシュ(MS-2009-A)
15.スペーサー(MS-2009-B)
16.弁用主軸
17.中投入シリンダー
18.スピードコントローラー
19.パッキン
20.弁筐体
21.飛散防止
 
 
 定期交換必要部品
 
2、14、15番の各ブッシュ、カラー、及び8番の防塵板、4番のピンは1年毎の交換を奨めます。
上記交換作業を行う場合、5番の割ピンは新品を使用して下さい。
エアーシリンダーは3年毎程度で交換した方が良いでしょう。
 
 カットゲート分解方法
 
9番のシリンダー連結棒のナックル側ロックナットをゆるめ、連結棒を回してシリンダーとの縁を切ります。
弁用主軸を抜くために、20番の弁筐体部主軸取付ボスのロックナットをゆるめて下さい。
脱落防止用の針金は切断して作業を進めて下さい。
16番の弁主軸を抜き取れば分解終了です。
主軸の抜き取り作業は一人では大変なので、二人で作業して下さい。